製造業ニュース(10/19~10/25)

Tech Note編集部が、直近の製造業ニュースからピックアップしてお届けします!

経済動向

経産省、TPP協定における工業製品関税に関する大筋合意結果を公表(2015/10/20)

米国側は、即時撤廃率(品目数ベース)90.9%、(貿易額ベース)67.4%
日本側は、即時撤廃率(品目数ベース)95.3%、(貿易額ベース)99.1%

出典:経済産業省

自動車

パイオニア、インドネシアにカーエレクトロニクス製品販売の現地法人を設立(2015/10/21)
出典:ニュースリリース

日産自動車と兼松、NEDOの米国EVの行動範囲拡大実証事業を受託。
急速充電器やユーザーを誘導する情報サービスシステムを構築(2015/10/21)
出典:ニュースリリース

インフラ

三菱重工とミネベア、カンボジアの首都プノンペン向けICT道路交通システムの開発で覚書を締結。無線制御技術を用いたスマートシティ構想を推進(2015/10/22)
出典:ニュースリリース

工場IoT

GEとPTC、共同で工場向けIoTソリューションを提供へ。すでにGEの工場でも導入済み(2015/10/22)
出典:PR TIMES

設備投資

セイコーエプソン、秋田にインクジェットプリンター用ヘッドの新工場を建設。
約34億円を投資し、2016年秋に稼働開始。将来的に現在の3倍の生産能力へ(2015/10/21)
出典:ニュースリリース

Apple、中国での炭素排出量を低減する取り組みについて発表。
200メガワットを超える太陽光発電への投資や生産パートナーの省エネを支援(2015/10/22)
出典:ニュースリリース

規格制定・改正

JIS規格(日本工業規格)、17件の制定と34件の改正(2015/10/20)

<重要な改正>

高度道路交通システムに関するJIS制定、改正
高度道路交通システムとしての前方車両衝突軽減システムと前方車両衝突警報システムについて、それぞれ、日本工業規格が制定(JIS D0808)、改正(JIS D0802)されました。

照明用LEDモジュールに関するJIS改正
器具組込み形LEDモジュールと独立形モジュールとの区別や、光生物学的安全性(注)の評価とその普及が求められているため、日本工業規格(JIS C 8154)が改正されました。
(注)光生物学的安全性とは、光による目や皮膚の障害に対する安全性のことです。

乗用車ヘルメットのJIS改正
ヘルメット上の試験範囲や、周辺視野の測定方法を明確にする改正が行われました。また、附属品のシールドについて、強度の要求事項と強度試験が規定されました。

出典:経済産業省

番外編

YKK AP、富山湾からの風を活用し夏場の空調エネルギーを17%削減(2015/10/22)

YKK APが、工場のエネルギー消費量や快適性をリアルタイムに見える化する独自のシステムを導入し、黒部荻生製造所の夏期(6~8月)の生産重量あたりの空調エネルギーを、導入前に比べ17%削減したと発表しました。

YKK APが、工場のエネルギー消費量や快適性をリアルタイムに見える化する独自のシステムを導入

従来は黒部荻生製造所でも一般的な工場同様に、空調設備で職場環境を維持していました。そして、今回夏場の省エネ推進のため、富山湾からの風を有効に活用する方法を考えたとのこと。窓を開けて工場内に風の流れを作り、空調設備の運転を減らしてエネルギー消費を抑制しています。

夏期の風を活用した見える化の運用方法は以下のとおりです。

  1. 夜間・午前中は、建屋全体で窓を開け、外気を導入
  2. 見える化システムのモニターで、風向・風速・温度・湿度や、その数値を元にした快適性と消費電力レベルがリアルタイムで表示
  3. 空調運転開始条件を満たしたときに、工場内の各エリアで選任された窓管理者が窓を閉め、空調ファンを稼働

YKK AP、富山湾からの風を活用し夏場の空調エネルギーを17%削減

独自の見える化システムにより、風向・風速・温度・湿度や、その数値を元にした快適性と消費電力レベルをリアルタイムで把握し、窓の開閉や空調設備を稼動させるタイミングを適切に判断することで、空調設備の運転時間の削減と空調エネルギーの削減が実現しています。今後は、システムを更に活用し、「待機電力の抑制」「エアーもれの削減」「生産設備の稼働に応じたコンプレッサーや照明の適正運用」を実施し、全国への水平展開を進めていくとのことです。

見える化をすることと、自然の風を活用すること。事業所の省エネは、まだ取り組む余地が多いと言えそうです。

出典:PR TIMES