QC7つ道具:QC活動の基礎知識2

QC活動の基礎知識

更新日:2018年3月2日(初回投稿)
著者:楽々改善舎 代表 現場改善コーチ 来嶋 一弘

前回は、QC活動とは何かを説明しました。QC活動に欠かせないのが、QC7つ道具と新QC7つ道具です。これらは、事実・データを視覚的に表現し、相手に的確に伝えるためのツール・手法です。今回は、QC7つ道具と新QC7つ道具について、学んでおいてほしいポイントをまとめて解説します。

1. QC7つ道具と新QC7つ道具

QC7つ道具とは、統計データや言語データを整理・分析するためのツールで、QC活動には不可欠です。QC7つ道具と新QC7つ道具の2種類があり、片方が優れているということはなく、使い道が異なります。QC7つ道具は、数値データを可視化する道具です。新QC7つ道具は、主に言葉で表現するデータ(言語データ)を可視化する道具です。

QCが日本に導入され始めた頃は、主に製造現場で使われました。製造現場では、数値データを収集して問題を解決するニーズが高く、QC7つ道具がよく用いられました。しかし、QC活動の範囲が広がり、研究開発、事務、管理などの部門や、製造業以外の業種でもQC活動が行われるようになりました。そうなると、数値データを用いるQC7つ道具でのQCが困難になり、言語データを使ったQCが求められるようになりました。その結果、開発されたのが新QC7つ道具です。新QC7つ道具は、言語データの可視化や、発想の転換、計画の立案・管理、組織的な問題解決などに活用されています。

2. QC7つ道具の特徴と使い方

QC7つ道具は、チェックシート、グラフ、パレート図、ヒストグラム、管理図、散布図、特性要因図、層別で、7つ道具というものの8つの項目があります。それぞれの特徴を理解して、実践したい内容に合った道具を選択することが重要です。QC7つ道具の特徴と使い方を解説します。

・チェックシート

チェックシートは、現場で得られたデータをチェックするための道具です。あらかじめ列挙したチェック項目を、表または図として整理し、確認した箇所に印を付けて確認・管理します。

・グラフ

グラフは、データを可視化するための道具です。現場で得られたデータを図形化し、一目で分かるようにします。

・パレート図

パレート図は、影響の度合いや問題の大きさなどの重要事項を見るための道具です。棒グラフと折れ線グラフで表し、問題点の絞り込みや重点事項の推進に活用します(図1)。パレート図、ヒストグラム、散布図はQC活動でよく用いられるので、グラフに含めずに、1つの項目としています。

図1:パレート図の作成事例

図1:パレート図の作成事例

・ヒストグラム

ヒストグラムは、全体の分布状況を見るための道具です。計量値データのばらつきや、分布の状態を見たいときに利用します(図2)。

図2:ヒストグラムの作成事例

図2:ヒストグラムの作成事例

・管理図

管理図は、データの変化を調べるための道具です。計量値データの平均やばらつき、不良の発生状況などを時系列で把握できます。

・散布図

散布図は、2つの特性の関係を見るための道具です。一方の特性が大きくなったとき、対の特性がどう変動するかを見ることで、相関関係を容易に把握できます。

・特性要因図

特性要因図は、問題の要因を整理するための道具です。問題発生の背景にある多くの要因を言語データで表すことで、系統的に整理できます。

・層別

層別は、データを要因ごとにグループ分けすることです。得られたデータを、時間や場所、機種、症状などのグループに分けることで、品質に影響する原因と影響度を把握することができます。

3. 新QC7つ道具の特徴と使い方

新QC7つ道具とは、系統図法、連関図法、マトリックス図法、アローダイアグラム、PDPC法、親和図法、マトリックスデータ解析法の7つです。新QC7つ道具の特徴と使い方を解説します。

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4. QC7つ道具の限界

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