からくり改善の例2〜滑車と重りを使った部品取り高さの一定化~:からくり改善の基礎知識4

からくり改善の基礎知識

更新日:2015年10月27日(初回投稿)
著者:公益社団法人日本プラントメンテナンス協会 技術アドバイザー 新見 芳宣

前回はからくり改善の例として、機関車模型の搬送装置を紹介しました。今回は、滑車と重りを使って、部品取りの高さを一定にするからくり改善装置の製作例を紹介します。

1.部品取り装置の構成

工場の生産ラインで、オペレーターが部品箱から部品を取り出して、組み付けなどの作業をする場合を考えてみましょう。積み重ねた部品箱の数が減っても、高さを一定に保つことができれば、作業をしやすくなります。

この仕組みを実現する方法はいろいろありますが、今回は滑車と重りだけを使ったシンプルなからくり改善の装置を紹介します。

今回の装置の構成は、図1のとおりです。左側が部品箱と受け、右側が重りを含む高さを一定化させる装置です。

部品取り装置の構成

図1:部品取り装置の構成

この装置では、図2に示すように、部品箱は1個取るたびに軽くなるので、右の重りが、1段階ずつ下がっていきます。1段階下がったところで、重りが軽くなる仕組みが働き、重りと部品箱が釣り合います。この結果、一番上の部品箱を常に同じ高さに保つことができます。

部品箱の高さを一定に保つからくり

図2:部品箱の高さを一定に保つからくり

2.重りの重量の決定方法

3.まとめ

保管用PDFに掲載しています。ぜひ、下記よりダウンロードして、ご覧ください。