クラウドの利点と欠点:クラウドの基礎知識2

クラウドの基礎知識

更新日:2019年9月24日(初回投稿)
著者:有限会社オングス 代表取締役 後藤 大地

前回は、クラウドのあれこれと題して、クラウドの基本的な解説とアプリケーションレイヤのサービス、インフラストラクチャレイヤのサービスについて説明しました。今回は、実際に利用するに当たって、クラウドの利点と欠点、クラウドはどのような場合に使うべきなのかを解説します。

1. クラウドの利点

クラウドの利点は、「導入が簡単」であることと「管理が簡単」であることです。インターネットとコンピュータを使うことが当然になった現代では、こうしたサービスを使えるのは当たり前です。当たり前のサービスを使うために、わざわざソフトウェアをインストールしたり、セットアップを行ったりする作業が面倒になっています。

そこで導入されたのが、クラウドです。人気の高いクラウドサービスほど利用が簡単です。ブラウザからの数回のクリックと登録作業で使用できます。スマートフォンのアプリを使っている場合には、クラウドを利用していることすら意識していないかもしれません。こうした手軽さが、クラウド市場を広げる原動力のひとつであるのは間違いありません。

クラウドの利点や欠点は、ユーザー側の視点の違いにもよりますが、クラウドを考えるときに何らかの指針は必要です。表1は、一般的に考えられているクラウドの利点をまとめたものです。

表1:クラウドの利点

表1:クラウドの利点

現代企業では、情報システムの管理や運用に十分な人材を割けていない現実があります。こうした状況に対して、クラウドは光明をもたらしました。導入が簡単で、運用も基本的にクラウドベンダが行います。また、新しい技術の導入もクラウドベンダが行うので、ユーザーはただそれを使うだけです。

前回、クラウドはアプリケーションレイヤからインフラストラクチャレイヤまで、複数のレイヤにわたってさまざまなサービスが存在していることを紹介しました。表2は、提供されるサービスであるSaaS、PaaS、IaaS視点から主な利点をまとめたものです。

表2:SaaS、PaaS、IaaS視点での利点

表2:SaaS、PaaS、IaaS視点での利点

ユーザーの視点ごとにクラウドの利点は変わっていても、共通しているのは「導入が簡単」であることと「管理が簡単」であることです。情報システムの管理にうんざりした現場ほど、クラウドサービスを渇望する傾向が見られます。特に個人でこうしたサービスを無料で利用できることが多いため、それぞれが企業活動にも持ち込みたいという強い動機になっています。

2. クラウドの欠点

クラウドの欠点は、ネットワーク障害に弱いということです。オフライン状態でもある程度作業ができるようなサービスも存在しています。しかし、原理的にインターネットを経由して向こう側にあるサーバ群に処理を依頼する仕組みになっているので、ネットワーク障害が発生すると使い物にならなくなります。

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3. クラウドを使うべきかどうか

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