5S活動の整頓とは?:5S活動の基礎知識3

5S活動の基礎知識

更新日:2017年4月13日(初回投稿)
著者:株式会社経営改善支援センター 戸敷 進一

前回は、5S活動で最初に行う「整理」を説明しました。5S活動の「整理」とは、不要なものを捨て、必要なものだけが残っている状態にすることでした。今回は「整理」の次に行う「整頓」を解説します。

1. 5S活動の「整頓」とは?

「整頓」とは、作業する人が動きやすく働きやすい環境を整え、ものの位置が分かるように「表示」を行うことです。5S活動で重要なのは、働きやすい環境を作ることです。

オフィスや工場内で、必要なものがどこにあるのか、どれくらい残っているのか分からない、通路や搬入路が狭くて動きにくいと感じたことはありませんか? 不要なものがあふれている場所では、このような現象が発生しています。組織の生産性やコミュニケーションが大きく阻害され、個人のモチベーションも下がっている可能性があります。

2. 導線を確保するための再配置図

5S活動の最初の「整理」が終わった段階でオフィスの入り口や工場の中央に立つと、随分とものが減ってスッキリとした印象を受けることでしょう。いかに、無駄なものを置いていたかが分かります。5S活動に取り組んだ多くの組織で、4トントラック数台分の不要なものがありました。中には大型ダンプトラック42台分の不要物を処理した組織もありました。その結果、オフィスや工場内には新たなスペースが発生します。そのスペースを作業空間にするため「再配置図」を作ってみましょう。図1は、実際のオフィスと倉庫の再配置計画図です。何をどこに置くのかも具体的に書かれています。

図1:再配置計画図

図1:再配置計画図

再配置図を作る上で大切なのは、動線の確保です。人やものが移動する時に、スムーズに動けるスペースを確保しましょう。昼間人がいない時には動きやすいのに、夕方からは人が増えて通れなくなるような事務所があります。工場内でも通路にものが置かれ、フォークリフトや台車を遠回りして動かす姿をよく見ます。これを解消するために、まず再配置図上で、ものの位置や通路の検討を行います。導線を確保する際には、図2のように実際に図上に導線を書き込んで確認しましょう。図3のように床にラインを表示すると、導線が確保された状態を保つことができます。

図2:再配置図上での導線確保の例

図2:再配置図上での導線確保の例

図3:導線確保のためのライン表示

図3:導線確保のためのライン表示

3. 表示の重要性

5S活動の中で技術的に最も重要なことは、整頓の「表示」です。表示とは、誰が見てもそこに何があるのかが分かる仕組みです。その部署にいる人だけではなく、他部門の人、初めて見た人たちも、一目で分かることを意味します。

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4. 表示を行う際の注意点

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5. 表示と生産性の関係

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