行動経済学

行動を良い方向にナッジする(前編):行動経済学の基礎知識9

行動経済学が提案するナッジという政策方法を紹介します。ナッジとは、人々が選択するときの枠組み(選択フレーム)や環境を工夫することで、行動や選択を望ましい方向に誘導するという、新しい政策の考え方です。

人はモノで動くか?:行動経済学の基礎知識8

インセンティブとモチベーションの関係を取り上げます。職場や学校で人々のやる気や努力を引き出すためには、どのようなインセンティブを用意すればよいのでしょうか。

リスク下で起こしがちな行動(後編):行動経済学の基礎知識7

プロスペクト理論の後編として、リスク下の行動に見られる私たちの確率判断のバイアスについて解説します。

リスク下で起こしがちな行動(前編):行動経済学の基礎知識6

前回は、自滅選択に対処するための方法を紹介しました。今回から2回にわたり、リスクを伴う選択について解説します。

自滅を避けるには?:行動経済学の基礎知識5

今回は、現在バイアスと自滅選択のメカニズムを知った上で、自滅選択に対処するための方法を解説します。

自滅選択のメカニズム:行動経済学の基礎知識4

今回は、「さき」(将来)よりも「いま」(現在)を優先させてしまう自滅的な行動を取り上げます。キーワードは、現在バイアスと、自滅選択です。現在バイアスとは、いつも「さき」よりも「いま」が重要に見えてしまう認知バイアスのことです。

ヒューリスティックのわな(後編):行動経済学の基礎知識3

私たちは、生活やビジネスの場面でさまざまな判断を行うときに、直感、つまりヒューリスティックに頼って判断するためにミスを犯してしまうことがあります。前回は、「代表性=それらしさ」に引っ張られやすいヒューリスティックの危うさについて解説しました…

ヒューリスティックのわな(前編):行動経済学の基礎知識2

今回と次回は、3つのタイプのヒューリスティックを取り上げます。行動経済学では、物事の「それらしさ」のことを、代表らしさ、または代表性といいます。

速い思考と遅い思考:行動経済学の基礎知識1

本連載では、行動経済学の基本的な知見を紹介し、その利用方法について考えていきます。第1回目は、判断や意思決定の根本にある認知処理システムについてです。