粉体工学

粉体に関するトラブルの実態と対策:粉体工学の基礎知識5

皆さんは、次のような経験はありませんか?・塩や砂糖がいつの間にか固まってしまい容器から出てこない(固結)・ふりかけやゴマ塩などを振り出す時、塩が先に多く出てきてしまう(偏析)・ごまのすり具合やコーヒー豆の挽き加減(粒度)によって出来上がっ…

さまざまな分野で使われる粉粒体:粉体工学の基礎知識4

「粉の歴史とその恩恵」の回でご紹介したように、粉体が使われている場面は実に多岐にわたります。ここでは、代表的な製品を例に、どのような粉体が使われているのか見ていきましょう。

粉体の特性:粉体工学の基礎知識3

1.付着力と付着・凝集性 粉体を構成している個々の粒子間には、相互に及ぼし合う力が働いています。この性質を付着性あるいは凝集性といいます。しかし、両者を区別せずに付着・凝集性ということが多いようです。

粉体の基礎物性:粉体工学の基礎知識2

1.粒子径と粒度分布 粉体物性は、単一粒子の物性(一次物性)と、集合体としての物性(二次物性)に分けられます。ここでは、一次物性を粒子固有の物性という意味で基礎物性として紹介します。

粉の歴史とその恩恵:粉体工学の基礎知識1

1.粉の歴史 これから皆さんと、粉(こな)について調べてみることにしましょう。著名な物理学者の寺田寅彦氏1)は粉を「粉体」と呼びました。学問分野は粉体工学と呼ばれ、他の分野に比べると歴史は浅く、日本では、粉体工学会の前身の粉体工学研究会が1957…